りんご秘書の産婦人科日記

このチャンネルでは婦人科疾患・不妊治療・妊娠中の病気など職場で得た知識をアウトプットします

2020年ざわつく医局ニュースTOP3

こんにちは、りんごです。
 
本日は、今年の締めくくりとして、
今年の衝撃産婦人科関連ニュースを3つお話したいと思います。
名付けて、
 
産婦人科の医局もざわついた!衝撃ニュースTOP3」
 
です!
すみません順位はつけていませんので順不同ということでご覧ください。
今回は文字数多めです。。
 

1,  2021年は出生数が77万人!?少子化加速

 
2020年の出生数の予測は84万人。
これは前年の86万人から-2万人なので、想定内の数字です。
 
これに対し2021年の出生数の予測(妊娠届より予測)は何と7万人減…。
これは衝撃的な数字と言えます。
なぜここまで落ちるのか?要因を考察しました。
 
①コロナで経済的不安に陥る夫婦が多い
コロナで不景気が長引く中、収入減や経済的な不安に陥る夫婦が多く、
子どもを持つことを躊躇う方が多くなるためと考えられます。
 
②4月の不妊治療延期推奨提言
日本生殖医学会は、4月1日付で各会員にこのような提言をしました。
『国内で の COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、
あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防 薬や治療薬が開発されるまでを目安として、
不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよ う推奨いたします。』
 
今や6人に1人が不妊の時代。
出生児の15人に1人は体外受精で誕生しているといわれています。(2018年調べ
この時代に不妊治療での受診や処置をためらう方が一時的に増え、
その数字が顕著に表れていると感じます。
 
実際2021年1月~3月の予定お産数は前年比15~20%減となる産科クリニックが多く、
これは経営的に大打撃となる数字です。
 

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少子高齢化はすでに安定の社会問題

2,  アフターピルを薬局処方に!

このニュースも盛り上がりました。うちの医局は賛成派が多かったですね。
「レイプされた」と夜勤帯に警察に連れられてくる方が、うちの病院でも年に数件はいます。
恐らくどこの産婦人科でもいるでしょう。
そうでなくても、日本の性教育はしっかりしていないですし、
コロナでますます「望まない妊娠」が増えたといわれています。特に若い世代。
それを回避するために産婦人科に行くより、薬局に行くほうがハードルは低いでしょう。
 
ただし…一番有名なノルレボ錠、1錠で1万円ぐらいするんじゃないかな…。
そこはハードルをもう1つ整備してもらいたいところです。
 
現時点ではいつからかはっきり決まっていないのかな?
(私が見つけられなかっただけかも)
海外ではすでに薬局処方をしているところも多いので、
そこまで日本でも反対することはないのではないか…と思ってしまいます。
 
それ以上に、ピルの値段も下げろ!!とわたしは言いたいんですけどね。
 
 
 

3,  不妊治療に保険適用

菅総理、これを言ったときは「おぉぉ~~~」と思いました。
これは衝撃ニュースでしたね。ただ、結局、今の段階では夢物語に終わりそうな気がします。
恐らく不妊治療専門クリニックの開業医たちからもさまざまな批判が出るでしょう。
 
助成金対応と保険適用は全然違いますからね。騙されないで。
 
知り合いの医師たちからも、
「保険適用になると他との差別化ができなくなる」
「それなら生殖専門医のいる病院だけが不妊治療をできるようにするべきだ」
との声が出ています。
 
ただ、裏にはこんな本音の見え隠れも感じます。
「そんなことをしたら金儲けできなくなるじゃないか」
 
個人的な考えですが、不妊治療は今や一大ビジネスなわけです。
日本ほど不妊治療のクリニックが多い国は他にないのでは?と思いますね。
 
裏話ではありますが、
不妊治療は正直儲かります。さらに、産科と違い、当直が不要。
もちろんしっかりビジョンを持って手伝いたいと思っている先生方も多いですが、
 
そういう一部の変な医者(←いや、別に変じゃないです。仕事として割り切って儲かるほうに行くことは普通ですよね。)がいることも頭において、
どの先生に託すのか?ちゃんと見極めてもらいたいなと思います。
 

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子は宝ですぞ
長くなりましたが、いかがでしたか?
2020年もあと2日。健康に気を付けてお過ごしくださいませ~